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普通借家契約とは

普通借家契約は賃貸借期間が満了すると、特に手続きせずとも自動更新する契約形態です。一般的に賃貸借契約の多くは、普通借家契約で締結されます。定期借家契約との違いは、借主が希望すれば原則として契約が更新される点です。

・契約期間

契約期間は1年以上で、通常は2年とするケースが多いです。1年未満に設定した場合、期間の定めがない契約とみなされ、いつでも解約できる状態となります。

・中途解約

借主が契約更新を希望する場合、基本的に貸主からの解約や更新の拒絶は認められていません。貸主からの中途解約には、「借主が契約違反した」「建物に問題が生じた」などの正当事由が必要です。

・借主による中途解約

中途解約についての特約があれば中途解約できます。特約には中途解約金や予告期間などを定めます。

・契約時の注意点

いかなる理由があっても、契約更新時に普通借家契約から定期借家契約に変更することは認められていません。

定期借家契約とは

契約更新がない契約形態で、賃貸借期間が満了したら借主は退去します。ただし、オーナーと借主が合意すれば住み続けることができます。契約延長ではないため、新たに賃貸借契約を締結する必要があります。

・契約期間

契約期間に制限はなく、オーナーが自由に設定できます。

・中途解約

特約を別途締結することが可能です。特約がなくても契約期間中にやむを得ない事情により借主に退去を望む場合は、貸し出し物件の床面積が200平方メートル未満であれば解約できます。

・契約満了の通知

契約期間が1年以上の場合、オーナーは借主に対して契約満了する旨を通知しなければなりません。通知時期は契約満了の1年前～6ヶ月前です。

・契約時の注意点

賃貸借契約書の他に公正証書などの書面を作成し、借主に説明しなければなりません。書面作成と説明を行わなかった場合、定期借家契約の効力が失われ、普通借家契約になります。

戸建て賃貸の方法として、譲渡型賃貸住宅に注目が集まっています。普通借家契約または定期借家契約により賃貸借契約を締結し、契約満了時に入居者へ物件を譲渡する仕組みです。空室リスクや滞納リスクの軽減、訳アリ物件のスムーズな現金化で収支が予測しやすいなどのメリットがあります。

マリアージュ賃貸。では譲渡型賃貸住宅を取り扱っております。10年～15年と長期にわたって入居が約束されるため、安定した家賃収入が期待できます。扱いに悩む戸建て住宅をお持ちの際は、お気軽にご相談ください。