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不動産投資の概要

不動産を活用して利益を上げることを不動産投資と呼びます。不動産投資で得られる利益は、キャピタルゲインとインカムゲインの2種類です。

キャピタルゲインは不動産を売却した際に、購入時の金額よりも高く売却したときに得られた利益を指します。

一方のインカムゲインは不動産を所有し続けることで、安定的かつ継続的に得られる利益のことです。家賃収入などが該当します。入居者が見つかれば安定した収入を長期的に得られますが、キャピタルゲインのように短期間での大きな利益は期待できません。

不動産投資の主な方法

・区分マンション投資

分譲マンションは生活するためのマンションであるのに対し、区分マンションは投資用のマンションを意味します。つまり、マンションを購入して貸し出し、家賃収入を得る投資方法です。
投資物件の価格は数百万円～数億円以上と幅広く、手持ち資金に合わせて選べることが魅力です。ただし、空室が出るとその分の家賃収入が得られません。また、維持費は発生し続けるため、空室対策などを講じる必要があります。

・一棟投資

マンションまたはアパートの1棟全体を所有し、賃貸経営する方法です。複数の部屋を保有することで収入がゼロになるリスクを抑えられ、利回りも高くなります。区分マンション投資と比較すると初期費用が高く、管理業務は複雑な面が見られます。

・戸建て投資

所有する戸建てを貸し出して収入を得ます。マンションなどに比べてライバルが少なく、土地と建物を所有することで資産価値を維持しやすいのがメリットです。ただし、庭付き物件は管理費がかさみやすい点に注意しましょう。

・シェアハウス投資

戸建ての場合、シェアハウスを運営したいときにも選択肢に挙がります。1部屋ごと貸し出し、キッチンやバスルームなどの設備は共有します。初期投資と維持費を削減でき、収入がゼロになるリスクが低いといったメリットがあります。ただし、共同生活による入居者同士のトラブルなどが発生するケースも少なくありません。

・駐車場投資

土地を整備し、駐車場として貸し出す方法です。狭い土地や立地条件の悪い土地でも始められます。ただし、利益が少ない傾向にあり、節税効果も高くありません。

様々な投資方法がある中、譲渡型賃貸住宅は新しい不動産投資方法で注目されています。普通借家契約または定期借家契約を用いて賃貸借契約を締結し、賃貸期間満了時にその物件を借主に譲渡します。最終的に売却できるため空室リスクがなく、売却が難しい物件も現金化しやすいなどのメリットがあります。

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